当事者体験談(市原早耶香の場合)

そんなときだった。

2015年10月、デイケアに、就労移行支援事業所の方がやってきた。


復職について、私の当時の認識では、ステップアップするには、

まず就労継続支援B型事業所で訓練してから、就労継続支援A型事業所で雇用契約を結び、それから就労移行支援事業所で障害者枠の雇用形態で働かせてもらえる職場を探すのだと思っていた。


しかし、その方が言うには、まず就労移行支援事業所で、基礎体力や生活習慣を整えながら訓練・実習など就活して、一般就労するのか、福祉的就労する(=A型orB型事業所で働く)かを2年以内に決めればいい
という説明をされた。

そこで私は、まだ椅子にじっと座ることも立つこともできない状態ではあったが、

早くこの生活から抜け出したく、
すぐに体験申込みをして、2015年12月から通所し、1年3ヶ月ほどして一般就労することができた。

それまで、就労移行支援事業所のスタッフの方、利用者さん、障害者就業・生活支援センター(通称なかぽつ)のスタッフの方、障害者職業センターの方、定着支援の担当の方、実習させてくださった企業様、人事の方に支えられて、
発病してから3年たった2017年4月、もう一度働くことができた。

主治医が人事異動のため、代わり、治療方針が変わった為、エビリファイを思い切って減らすことになった。
その結果、アカシジアはだんだん辛くなくなり、働き始めるころには、座ったり立つことができるようになった。

しかし、9ヶ月経った頃体調を崩し、退職した。

続きはまた今度…